人手不足解消設備への補助をしてくれる省力化投資補助金の第2回公募分の採択結果が先週末に公表されました。
ちなみに、第2回の補助上限は、従業員数により750万円から8,000万円となっています。
5人以下 750万円(1,000万円)
6~20人 1,500万円(2,000万円)
21~50人 3,000万円(4,000万円)
51~100人 5,000万円(6,500万円)
101人以上 8,000万円(1億円)
()内は大幅賃上げ特例(補助上限額を250~2,000万円上乗せ)後の上限金額
補助率は中小企業1/2、小規模・再生企業が2/3です。
ただし、全額が上記補助率というわけではなく、補助金額1,500 万円までは 1/2(小規模・再生企業2/3)で、補助金額1,500 万円を超える部分は一律1/3という計算方法です。
ちょっとややこしいですが、40人の会社で6,000万円の投資をしたとすると、まず補助金1,500万円が補助率1/2分ということなので、対象経費の3,000万円分がここで使われます。
と残る対象経費は3,000万円分です。こちらについては1/3の補助率なので、補助金額は1,000万円。合計すると2,500万円の補助金が、6,000万円の対象経費に対して出る、ということになります。
さて、気になる採択率ですが、省力化補助金第2回公募は1,160件の応募に対し707件の採択、60.9%の採択率となりました。
第1回が68.5%でしたので、第1回からは下がりましたが、それでもまだ半分を超えています。IT導入補助金やものづくり補助金等他の補助金と比較してもなかなか採択率は高いですね。
採択業種的には製造業が60%弱と圧倒的で、次いで建設業(12%)、卸売業(7%)が続きます。
補助金の申請額としては1,500~1,750万円が18%と頭一つ多くなっています。多くは1,500万円未満で、これが全体の52%です。
1,750万円まで、というくくりでは全体の7割なので、比較的小さい規模の会社さんだったり、投資規模自体も3,500万円程度とそこまで大きくないものについて利用されているようです。
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