前者(法的再生)は、民事再生法や会社更生法など裁判手続きにより会社再生を図るものです。後者(私的再生)は、経営者の自助努力により再生を図るものになります。まずは後者の方法により会社再生を果たすことが可能か否か検討します。
今、会社がどういう状況にあるのかを分析し、明確に認識します。
その上で、その結果を踏まえ、では何ができるのか、会社再生へ向けての課題について解決策を導きます。「なぜ」を繰り返し、問題発生の根本原因をあぶりだすことにより、課題の解決・改善を図ります。
第1のステップは、資金流出を防ぎ、倒産の危機を回避する段階
第2のステップは、キャッシュフローの改善を行い、現金収支を黒字化、必要な資金を確保する段階
第3のステップは、売上を伸ばす、収益を増強させる投資を実行し、再成長・復活の道筋を図る段階
再生への道のりは数年掛かりです。しかし、根気強く、粘り強く、コツコツと「やるべきことをやる」ことが結果として再生・復活に繋がります。