経営コンサルタントコラム 2013年8月15日号

資金繰り表をつけよう!(1)意味と構造

■資金繰り表とは何か

 

資金繰り表の重要さは前回のコラム「倒産とはなんぞや」でご理解いただけたかと思います。資金繰り表をつけて、資金繰りをきちんと把握することが、倒産の回避につながります。 損益が赤字でも会社は潰れませんが、お金が無ければ会社は立ち行きません。

 

ここで質問。

そもそも資金繰り表ってどういうものでしょう?

 

これ、明確に答えられない経営者さんはちょっと(というか、かなり)勉強不足です。成長局面にない経済環境では経営者も数字が多少はわからんとこまりますね。

 

さて、それでは単語を分解してみましょう。

 

資金=お金、これOKですよね。

繰り=やりくりの「繰り」 なので、「資金繰り」は、お金のやり繰りの意となります。

表とは「複雑な事柄を、見やすいように整理分類して、一目でわかるように書き表したもの。(大辞泉)」ですから、合体させると、 「ごちゃごちゃしたお金のやり繰りを分かり易いようにまとめたもの」 が、資金繰り表ということになります。

 

言葉の方向からの意味合いはOKですね。

あくまでお金で見る、というのが一番重要です。

儲けとか利益とかとは関係なく、お金だけで考えるというのがミソです。 お金原理主義ですね。

 

次に資金繰り表の構造について見ていきます。

 

 

 

■資金繰り表の構造

 

資金繰り表はお金のやり繰り、出し入れ、収入と支払(つまり“収支”ですね)をまとめたものです。 大雑把にいうと、 収入いくら、 支出いくら、 で、いくらいくら残った。 ということですね。

 

例えば、売上入金が100円あって、仕入で払ったお金が50円だったら、 収入100円 支出50円 で収支差額50円のプラスとなります。 これが資金繰り表として表になっているわけです。

 

とはいえ、収入やら支出やらの全部をまとめて団子にしてしまうと、後から見たときに、一体何の収入なのか、はたまた何の支出なのか検討がつかなくなってしまいます。 これではせっかく資金繰り表をつけても意味がありません。

 

“つける”のが目的ではなく、“つけたものを利用する”のが目的ですから、後から見てチェックできるようにしておく必要があります。

 

というわけで入ってきたり、出ていったりしたお金の別を、まず大きく経常収支と財務収支の2つに分けます。

 

経常収支は通常の営業活動におけるお金の出入りがその範囲。 財務収支はそれ以外のお金の出入りとなります。

 

それぞれの収支をその収入と支出に分けていくと、

 

 

    お金の収支

      |

   ――――――

   ↓      ↓

 経常収支   財務収支

 ↓  ↓   ↓  ↓

 収入 支出   収入 支出

 

 

と、こんな感じになりますね。

 

これに前日なり前月なりからの繰越しを加味すれば、翌日、翌月の繰越額が明らかになります。 つまり、お金がいくら残っているかを知ることができるわけです。

 

あとはそれぞれの収入支出の詳細を記載していきます。

 

池田

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