経営コンサルタントコラム 2013年8月22日号

資金繰り表をつけよう!(3)使い方

■資金繰り表の使い方

 

日次なり月次なりの資金繰りが横にずーっと連なっていくのが資金繰り予定表になります。

 

この“予定”が大切です。

 

予定を立てず、記入せずに資金繰りの結果だけ記入して作成しているだけでは、資金繰り表の最もおいしい部分を逃していることになります。

 

これはもったいない。

 

資金繰りは、その予定を立てることで(入出金を予測することで)、お金の不足時期、不足タイミングを事前に察知することが可能となります。

 

人件費はほぼ一定ですし、掛けのサイトは長くて3か月でしょう。

家賃なども決まった時期に決まった額が出ますね。

売上を予測するのは難しいですが、前年、前月の傾向からある程度読むことはできます。

 

となれば最低でも3か月先くらいまでの資金繰り予定表は作れるはずです。

できれば年単位で作っていただければより安心です。

 

長く予定を作るとなぜ安心なのか。

 

「資金不足タイミングまでのリードタイム」が長ければ長いほど、いろいろと対応策を練り、実行することができるわけで、結果的に資金ショートを回避する可能性が高まるんですね。

 

なので、資金繰り予定は大切なんです。

 

3日後に資金ショートすることが分かっても、銀行からお金を借りるには間に合いませんから。時間があれば対策を打てたのに、潰れなかったのに。。というのは悔いが残ります。

 

 

前回と今回で資金繰り表の意味と作成方法、使い方について見てきました。

会社は資金が何より重要です。 例え黒字でも資金が無ければ会社は潰れます。

 

『備えあれば憂いなし』

 

会社を維持・継続するために、手書きでも結構、ぜひ資金繰り表をつけましょう!

 

※当方の事務所サイトから資金繰り表のひな形エクセルシートがダウンロードできますので、宜しければご活用ください。

 

池田

 

 

 

 

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