ものづくり補助金(18次)採択結果公表

ニュースの概要

事業再生コンサルがピックアップした補助金等中小企業関連情報、今回はものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金採択結果公表のニュースです。

 

先週6月25日、ものづくり補助金の18次締切分(公募締切日:2024年3月27日)について採択発表がありました。今年ということでは17次公募が3月1日締切でありましたが、5月20日の採択発表で公表された採択数は185/629(29.4%)とこれまでの採択率からするとかなり下がった数値となっていました。

とはいえ、17次は応募数が通常よりかなり少ないイレギュラーな回でしたので、応募も増える今回18次の結果がどうなったか、気になるところです。 

18次の採択率は35.8%

今度の採択率動向を占う18次の採択率ですが、全体で35.8%となりました。内訳では、省力化枠が34.1%(採択数204/申請数599)、高付加価値化枠が36.4%(採択数1,827/5,015)、グローバル枠が23.9%(採択数39/申請数163)、トータルでの採択数は2,070、申請数は5,777となっています。

 

ものづくり補助金の採択率が35%というとちょっと低い印象を受けます。過去の採択推移をものづくり補助金のポータルサイトを参考に見てみますと、以下の表のようになっています。

この表から採択率を計算しグラフ化すると以下のようになります。各募集型や募集枠はまとめて締切回ごとに算出しています。

ものづくり補助金採択率推移グラフ

補助金審査は厳しくなる流れか

採択率推移グラフを見てみますと、5次締切以降の採択率は平均で50%以上、9次から13次までは60%前後まで上昇していました。それが14次から10%程度低下し、17次では30%を切るまでに縮減しています。明らかに政策的な意図を感じますね。

 

今回の18次は前回より若干上昇はしたものの、30%台にとどまりました。ものづくり補助金の採択率がこのような流れとなりますと、もう一つの大型補助金である、事業再構築補助金の採択率動向も気になるところですね。こちらもこれまでのようなバンバン通るような状況ではなくなる可能性が高いでしょう。

 

ものづくり補助金の詳細内容は以下公式ホームページよりご参照ください。

https://portal.monodukuri-hojo.jp/index.html

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