省力化投資補助金(一般型)第1回採択結果

ニュースの概要

補助上限が最大1億円とかなり大きい規模の補助金、中小企業省力化投資補助金の一般型第1回の採択結果が出てきました。

結果は申請数1,809件に対し、採択数1,240件となっています。

 

 

ぼちぼちの採択率

省力化投資補助金は、省力化・生産性向上に役立つ設備導入やシステム投資に対する補助金です。

昨年はカタログ式(カタログの中から商品を選んで応募)しかなかったのが、今年は一般型というカタログ式ではない通常の?仕組みも始まりました。

 

補助金は従業員規模により上限が異なりまして、5人以下750万円~101人以上最大1億円となっています。

ちなみに補助率は補助金1500万円までの部分が基本1/2、1500万円を超えるとそこからは1/3になります。

 

御多分に漏れず、賃上げ要件がなかなか厳しくて(年平均2%以上、3年計画なら6%以上の賃上げ実施要)、しかも未達成だと補助金を返還しなくてはいけません。

 

売上に比べて人件費の割合が小さい事業ならいいんですけど、5億とかあると6%で3000万とかですからね。補助金もらってもトリガミであります。

それ以上に生産性向上して回収できちゃいそうなら補助金チャレンジ!という感じでしょうか。

 

さてさて、そんな省力化投資補助金の第1回、通常の第1回は採択が甘くなる傾向にありますが、今回はどうだったでしょうか。

 

結果は、、

 

1,240件(申請数1,809件、採択率68.5%)

 

でありました。

うーん、甘いのか甘くないのか微妙なラインですね。

 

同時に発表されたIT導入補助金の通常枠の採択率が50.7%だったのと比べれば、悪くない数字かもしれません。

となると、今後に向かっては、半数くらいは落ちる覚悟を持って臨んだ方が良いかもしれません。

製造業、建設業が多く採択される

ちなみに、採択された事業者の62%が製造業で、建設業が11%、次が卸売業6%で3業種で79%を占めてます。

やはり人件費割合の問題があるんでしょうね、サービス系は少ない数字となってます。

規模的には50人以下の事業者さんが7割ちょっと、となっています。

 

使途としては、自動溶接ロボットの導入や自動鉄筋加工機などがあるようですね。

製造業、建設業向きの補助金かと思うので、自動化、省人化などを検討されている事業者さんは狙ってみてはいかがでしょうか。

 

ちなみに第2回の募集はもう締切りなので、申請するなら第3回ですね。

第3回は6月中旬の公募開始予定なのでそろそろ正式な募集要項が出てくると思われます。

ちなみに締切は8月下旬の予定、採択発表は11月下旬の予定となっています。

 

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