先般、金融庁から平成26年度の金融モニタリング基本方針が発表されました。
→詳細は金融庁HPから
金融モニタリングの基本方針とは、銀行の監督官庁である金融庁が銀行を指導する際の方針を明らかにしたものです。
この基本方針を見て行けば、今後銀行さんがどのような考えでどう動いていくかが想像できますので、チェックしておいた方が良いでしょう。
気になる点としては、「新陳代謝を支援するように」とありますので、再建の見込みがないところをいつまでも放っておくな、処理せよ。という方針と読めます。
リスケしてどうにか生きのびているけれど、返済は無理そう、というような会社さんはを手を引かれる可能性があります。
きちんとした事業計画なり改善計画なりを出しているところに対しては、そこまで急激な変化はしない(新陳代謝を促す一方、支援しろとも言っているので)と思いますが、とりあえずリスケだけしていて、計画などなにも出していないような会社さんは、上記のような資金繰り悪化の状況が訪れることを覚悟しておかないといけないかもしれません。
会社さんにとっては中長期戦略をきちんと立て、金融機関に説明する能力が求められそうです。
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池田ビジネスコンサルティング