3月10日、デジタル化・AI導入補助金の公募要領が公開されました。
これまでのIT導入補助金が2026年からはデジタル化・AI導入補助金と衣替えして始まります。
内容的には以前と変わらず、業務効率化やDX等に向けた ITツール(ソフトウェア、サービス等)の導入を支援する補助金です。
「IT導入支援事業者」とパートナーシップを組んで申請することが必要なのも変わりません。
申請枠もこれまで同様、通常枠、インボイス枠(インボイス対応類型)、インボイス枠(電子取引類型)、セキュリティ対策推進枠、複数者連携デジタル化・AI導入枠と、ほぼ変わらずです。
補助対象経費は、IT導入支援事業者が提供し、あらかじめ事務局に登録されたITツールの導入費用です。
対象となる事業者は国内の中小・小規模事業者さんです。この辺りも同じです。
ちなみに、業種により細かな定義がありますが、製造業だと資本金3億円以下か従業員数300人以下、一番小規模な小売業で資本金5千万円以下か従業員数50人以下となります。
なお、インボイス枠以外では申請にあたっては3年間の事業計画を出す必要があります。
その計画中では、労働生産性の向上要件が設定されています。
通常枠を例に出しますと、
・1年後に労働生産性を3%以上向上
・3年間の事業計画中で労働生産性を年平均3%以上向上
となっています。実現可能かつ合理的であることが求められていますので、適当な数字を並べただけだと採択されません。なお、各枠でパーセンテージが異なるので、詳しくは公募要領を確認ください。
それと、通常枠で150万円以上の補助金を申請する場合は、一人当給与の年平均成長率を3%以上、事業所内最低賃金を地域別+30円以上の水準とする必要があり、社員にも表明しなければなりません。
2025年版では1.5%以上でしたから、この点は厳しくなりました。
賃上げ要件はやらなかったら補助金返還になるので注意しないとです。
また、最低賃金が法令上の地域別最低賃金以上であることも申請要件となっています。
他GビズIDの取得やセキュリティアクションの宣言も必要ですね。
気になる補助金額ですが、プロセス数により、5万円~450万円となっています。
補助率は1/2(特別な場合は2/3)です。
各枠別ですと、
通常枠:5万円~450万円(補助率:1/2または2/3)
セキュリティ対策推進枠:5万円~150万円(補助率:中小企業1/2、小規模2/3)
インボイス枠:~350万円(補助率:1/2~3/4、小規模4/5)
複数者連携枠:5万円~50万円×グループ構成員数(補助率:2/3)
となっています
今後のスケジュールですが、複数者連携枠を除く枠は以下。
募集開始 募集締切 交付決定
1次締切 3月30日 5月12日 6月18日
2次締切 未定 6月15日 7月23日
3次締切 未定 7月21日 9月2日
4次締切 未定 8月25日 10月7日
複数者連携は1次と2次がそれぞれ上記の2次と4次のタイミングになります。
名称は変わりましたが、内容的にはほぼ変わらずですので、ソフトウェアやAIの導入をご検討中の企業さんは、システム屋さんに相談してチャレンジされてみてはいかがでしょうか。
毎度採択率の高くなる第1回はチャンスです。
申請にあたっては、事務局HPより公募要領をご確認ください。